活動履歴

軽井沢アート・コントラーダ2009

【長野県元気づくり支援金事業】

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「浅間山発ヴェネチア行き/現代美術を偏愛した男と女−池田龍雄・増田洋美二人展」

会期:2009年10月8日(木)・9日(金)・10日(土)・11日(日)・12日(月・祝) 11:00〜18:00
会場:軽井沢離山公園内「ギャラリー蔵・新座敷・庭園」
主催:軽井沢アート・コントラーダ
後援:軽井沢町・軽井沢町教育委員会・軽井沢町商工会・軽井沢観光協会

■第1室:現代美術を偏愛した男−池田龍雄展
蔵を改造した会場に一歩足を踏み入れると、普賢山落のアトリエで制作に励んだ最新作「場の位相−ワームホール・線−」が出迎えます。
“宇宙は場に満たされている。けれど場は見えない。わたしは、その見えない何かを見ようとして絵を書き、または描き、もしくは画いた”(池田龍雄)

中間部はどこかユーモアを感じさせるボックスアートの名品「24Heads」が彩りました。
“世界には、それぞれに異なる無数のわたし、無数のあなたがいる。これはその中のわずかなサンプルだ”(池田龍雄)

会場最奥に展開されたのは「漂着−オマージュ瀧口修造展より」。
今は亡き美術評論家瀧口修造の「ここに累積している夥しいものたちは、みんないつの間にか自然にここに漂い着いたものであって、いうなれば夢の漂流物である」という言葉をモチーフに制作された作品で、
九十九里海岸の砂の上に据えられた2メートルにもおよぶ彩色木製オブジェと、それを取り囲む自然木の板による構成が圧巻でした。

■第2室:現代美術を偏愛した女−増田洋美展
「adirato−怒り」
明治の豪商・雨宮敬次郎邸の座敷を舞台に、大胆に繰り広げられたガラスインスタレーション。
インスタレーションとはオブジェなどのアート作品を、アーティストの意向で設置し、その空間全体をひとつの作品としてとらえる芸術手法です。
マット(艶消し)に仕上げられた黒と、鏡面仕上げをほどこしたシルバーのゆがんだ球体100個近くが思い思いに畳敷きの和室に転がり、
観客は思わずそのスタイリッシュな美しさに目を奪われますが、
“人間の欲望というものは、どうも脳みその中でどんどん発酵してブクブクと巨大な泡を生み出してしまうようだ”と語る作者の言葉には
現代社会への警鐘がこめられています。

■庭園:増田洋美作品による屋外インスタレーション「inorganic life」
「私はガラスを自然の中に据える時、彼らが命を宿した生物にしか思えない瞬間がある」inorganic life(無機生物)とはそんな想いから生まれた作家自身による造語です。

■工芸展示室
軽井沢アート・コントラーダに参加する工芸部門作品を展覧。
(出展協力:青木智恵子・猪狩喜永・岡美幸・上野隆幸・佐藤實・佐藤万里子・重谷和郎・武井順一・田端志音・藤森ちかり・八木澤奈々・山田ワタル)